参加作家


三宅 流

アーティスト・イン・レジデンス参加作家
滞在期間 8月1日~15日(予定)

三宅流は1974年に日本で生まれた。
ドキュメンタリー、実験映画の監督である。
1995年以降、実験映画を5作監督した後、主に伝統芸能を
扱ったドキュメンタリー映画を撮り始める。彼の実験映画
で培った目線は、ドキュメンタリー映画というジャンルで
新しい視点となっている。ドキュメンタリー映画の第一弾
『面打』(2006年)は、若手の面打師が新しい能面を完成
させるまでの過程を、音楽やナレーションはなしに、ただ
美しく刀が木を削る音のみで撮り、注目を浴びた。
次作『朱鷺島』では、能楽師津村禮次郎が、佐渡島の朱鷺
についての創作能を地元の小学生とともに作り上げる過程
を記録した。最新作は、重要無形文化財で日本の伝統的芸
能である「鬼剣舞」の踊り手たちが、岩手県の小さな町の
コミュニティで担う重要な役割を描いた。困難の時でも地
域コミュニティの絆が盾となるという、本作の教育的な要
素が注目され、今でも日本中を巡回上映している。

*下に掲載している写真が出品作品とは限りません。
*滞在制作で制作する作品は9月1日より展示予定となっています。
*8月10日からは沖田面会場にて作家が以前に制作した作品もご覧になれます。