参加作家



三宅 流

2013年アーティスト・イン・レジデンス参加作家
2013年から継続して制作しているドキュメンタリー作品を上映

【略歴】
三宅流は1974年に日本で生まれた。
ドキュメンタリー、実験映画の監督である。
1995年以降、実験映画を5作監督した後、主に伝統芸能を扱ったドキュメ
ンタリー映画を撮り始める。
彼の実験映画で培った目線は、ドキュメンタリー映画というジャンルで新しい
視点となっている。
ドキュメンタリー映画の第一弾『面打』(2006年)は、若手の面打師が新しい
能面を完成させるまでの過程を、音楽やナレーションはなしに、ただ美しく
刀が木を削る音のみで撮り、注目を浴びた。
次作『朱鷺島』では、能楽師津村禮次郎が、佐渡島の朱鷺についての創作
能を地元の小学生とともに作り上げる過程を記録した。
『究竟の地-岩崎鬼剣舞の一年』では、重要無形文化財で日本の伝統的芸
能である「鬼剣舞」の踊り手たちが、岩手県の小さな町のコミュニティで担う
重要な役割を描いた。
困難の時でも地域コミュニティの絆が盾となるという、本作の教育的な要素が
注目され、今でも日本中を巡回上映している。
*下に掲載している写真が出品作品とは限りません。